ブラック企業へようこそ
ドアを開けるとそこはブラック企業だった。
おはようございます。黒一点アドバイザーの秀一郎です。
実は、私は過去にブラック企業で働いた経験があります。現在は既に倒産して存在していませんが、今でも忘れることはできません。
私が考えるブラック企業の特徴。
1.長時間拘束され、かつ残業代が支払われない。(または支払われても定額制、結果時間単価が安い)
2.会社の言うこと、上司の言うことは絶対!という思想。(基本、体育会系で上の言うことは絶対)
3.夢、希望、成功、みんなで、などという抽象的で聞こえがいい言葉が大好き。(聞こえがよく、一人ひとり価値観が違う言葉が職場中に飛び交う。面接中を含む)
4.募集条件と就業した際の条件が異なる。(求人情報は良くても、実際は何かと理由をつけて大きく異なる)
5.考えられないほどのスピードで人が入れ替わる。(1日で辞める人も多く、1週間、1カ月など短いスパンで辞める壁がある。また、実際とは異なり募集内容が良いためすぐに人が集まる)
先ず、出勤初日。3月中旬で、7人もの入社者がいました。朝一の就業についての説明で、
①会社は土・日と休みだけど、数字のために社員全員が善意でタイムカードを押さずに土曜日は出勤している。
②残業代は出ない。
とのことを告げられます。
はい、朝一で4の募集条件と就業内容が異なることが判明しました。2と3も微妙なところです。
次は就業時間が終了した午後五時17:00。もしかしたら、と想像していた通りに仕事を切り上げる人もいませんし、帰宅の指示も出ません。
朝一から行っているテレアポを、その後もずっと続けます。
上司から声がかかったのは、それから3時間経過した20:00過ぎ。
「今日は初日だし、もう帰ってもいいぞ。お疲れさま」という声がかかります。
先輩社員の人は、まだ事務所に帰ってきてもいません。1の長時間拘束が確定しました。2もほぼ確定ですね。
明日からはどうなるのか・・・。不安を感じながらも、社会人として最初の一日が過ぎていきました。
週末の土曜日には、タイムカードを押さずに仕事を行いました。
翌週の月曜日には2人の社員が入社し、同期の7人は5人に減りました。
さらに翌週には4人が入社し、新卒で入社して2週間の私が同行営業で連れて歩くなど、普通の企業では考えられない状況です。
入社人数と退社人数が半端なく、入れ替わりが激しい。5の考えられないほどのスピードで人が入れ替わる、ということも確定しました。
「あなたの勤めていた企業はブラック企業であると認定します」