syuuiti_rouのブログ

就職氷河期世代である30代後半の男性です。女性30人が働く職場にて、たった一人の管理者男子だった前職や、世間的にいうど真ん中のブラック企業での経験を交えて、日々考えたことなどを語っていきます。

歴史から学べること、学べないこと

国としての借金が多く、閉塞感がある。どんどん借金が積み重なっていく中、参考にしてほしいのが 上杉鷹山(ようざん)だ。

 

上杉鷹山は、江戸時代の第9代米沢藩主。1961年、第35代米国大統領に就任したジョン・F・ケネデ ィが、日本人記者団から受けた「あなたが、日 本で最も尊敬する政治家はだれですか」という質問に「上杉鷹山(ようざん)です」と答えたことでも有名だ。

 

彼は江戸時代に米沢藩の藩政建て直し に成功した名政治家で、財政危機に瀕する現代日本にとっても、 学ぶべき所が多い。戦前は、小学校の修身教科書にも登場し、 青少年に敬愛されてきた人物である。

 

先ずは、彼が藩主を継いだときの状況が下記のようになる。

・莫大な借金がある(20万両。現在の貨幣価値で150億から200億円)

・収入は実質30万石だが支出は120万石並み(過去には120万石を所有していたが、人員は削減せずに今に至る)

・当時の1石は凡そ1両で売れる。

 

借金が多く、必要経費も多い。これは、今の日本の状況と同じではないだろうか。彼がこの状況に対してとった方針、手段とは何だろうか。

 

(次回に続く)